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父の詫び状 <新装版> (文春文庫)

向田 邦子
おすすめ度:★★★★★
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読みやすく、家族のありがたさが心に沁みる一冊です
おすすめ度 ★★★★★

私は、なよなよとした文体は好きではありません。
その点、向田さんの文章は竹を割ったようなスパッとしたタッチであるところに魅力を感じます。
歯切れの良さからは男っぽさすら感じますが、若かりし日の写真集などを見ますと、とてもおしゃれで、
多忙な中で洋服を手作りされていたようですね。
また、さまざまなエッセイからは、妹さん弟さん思いでご両親のことも大切にされて、大変に温かく
細やかな心の持ち主だったことがわかります。

あの日、突然私たちの世界から消えてしまった向田さん、まだまだ書き続けていただきたかったです。



向田家の憎めない父
おすすめ度 ★★★★☆

「優しい」が取柄の父が誉めそやされる昨今、本書には昭和の厳しいが憎めない「父」がありありと描かれています。そんな父をたて、子供に愛を注ぐ母、実はそんな母の手の中で転がされている父。あったかい向田家の家族が生き生きとあふれている書です。
さりげない日常も向田邦子の手にかかれば、こんなにもドラマチックに書けるんだぁ〜と感嘆しました。
航空機事故で急逝した著者。本書の中に、飛行機墜落を恐れる話が二回ほど登場したのも何かの因果でしょうか。胸が痛みました。



本当に読んでほしい
おすすめ度 ★★★★★

普遍の生活のふとした違和感を文章にし、この本では記憶をたどり家族を描くことで人生への教訓が詰め込まれている。この本を読み終えた瞬間の気持ちはどの本も味合わせることができないと思う。嫌な部分がなく、皮肉めいたことも言える「向田邦子」がつまっている作品だ。へたな文だが向田さんへの尊敬の念が通じれば幸いである。



ひどく懐かしい郷愁を感じさせられる作品
おすすめ度 ★★★★☆

 心の奥の琴線に触れるものを感じ、向田邦子のエッセイを懐かしい思いでしみじみ読む様な年になったーーーーーと、自分の生きてきた年月の長さを感じてしまった。
 が、よくよく考えれば、ここにでてくるお父さんも、お母さんもおばあさんも、自分自身のそれとは全く異なるのだ。細かな年代描写もちょっとずつ違うのだ。でも、懐かしい。
 それは、エッセイを書いている頃の向田邦子の年に自分が近づいてきているということだけでなく、向田邦子の筆力によるのだろう。



出色のエッセー。何も言わずまず読め!!
おすすめ度 ★★★★★

いままで作家のエッセーは数多くよんでますが、
ダントツに1位の面白さ。
巧みな構成、うわついたところのない肉体を感じるコトバ、
もちろんエピソード自体の面白さ。
何もいうことありません。
こんな文章が書ける作家っって、今いますか?



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